高圧モールド変圧器

モールド変圧器は、変圧器の巻線をエポキシ樹脂で含浸モールドさせた変圧器です。
油入変圧器と違って絶縁油を使用しないため、発火の恐れがなく、ビルや地下といった不燃化を求められる場所に設置されます。
油入変圧器と比べ、寸法が小さく、重量が軽いので、据え付けが容易です。
変圧器のレンタル・販売に関する、お見積もり・お問い合わせは淀川変圧器までご連絡ください。

特徴

1.軽量、小型

モールド変圧器

油入変圧器と比べると軽量かつ小型のため、重量や寸法に制限のある現場でお使い頂いたり、
キュービクルに収納する際に、油入変圧器よりも大きな容量を選定することが可能です。

その他の特徴としては、巻線の表面は、耐湿性の優れた樹脂で覆われているので、
従来の乾式変圧器に比べて塵埃の付着しにくい構造となっています。
また、耐湿性が良いため、長期間の休止後でも、簡単な保守・点検で運転が再開できます。

2.屋内設置も対応可能

モールド変圧器_レンタル

自己消火性のエポキシ樹脂を含浸モールドしているので、
万一の事故によりアークが発生しても、発火の恐れが少なく、
トンネル、地下鉄、デパートなど、屋内設置として不燃化を要求される場所に適しています。

油入変圧器と比較すると、機器単体でのコストは割高となりますが、
消火設備の軽減、機器搬入の柔軟性などの利点があり、トータルコストで低減が図れる場合も多いです。

3.トップランナー準拠品も所有

変圧器_トップランナー

淀川変圧器はトップランナー準拠品の変圧器も在庫として所有しています。

トップランナー制度は、CO2削減と地球環境保全を図るために、省エネ型製品の普及をめざしているものです。
省エネ法(2003年4月1日より施行)に盛り込まれている「トップランナー方式」とは、
対象となる機器ごとに基準値と達成年度を定めて、機械器具のエネルギー消費効率を高めていくように、普及促進する政策です。
この「トップランナー方式」において、高圧受配電用変圧器は特定機器として指定を受けています。

2006年に、油入変圧器、2007年に、モールド変圧器、に第一次判断基準が定められました。
2014年に、油入変圧器、モールド変圧器ともに、第二次判断基準が定められました。
第二次判断基準のロゴマークが、右記の緑色のものになります。本体やカタログに表示されています。

これによって、変圧器製造事業者は2014年4月より、第二次判断基準への切り替えが義務づけられます。
基準達成していないものは、出荷できないということになります。

※但し、レンタルしていただく場合は、“トップランナー変圧器でなければならない” という制限はありません。

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