高調波抑制装置(アクティブフィルタ)

高調波とは基本波(一般には商用周波数50Hz 又は60Hz)の整数倍の周波数をもつものと定義されています。
電気機器の内部の電子回路を動かすために、交流から直流に変換する整流器が内蔵されています。
高調波は電気機器に悪影響を及ぼすため、電力会社より対策を要請されます。その要請に対し、最適な高調波対策を提案いたします。
高調波抑制装置(アクティブフィルタ)のレンタル・販売に関する、お見積もり・お問い合わせは淀川変圧器までご連絡ください。

特徴

1.主な対策方法

お客さまの状況に応じて、アクティブフィルタをはじめとするさまざまな対策方法の中からご提案が可能です。

各対策方式の概要
対策方式 内容 効果次数 高調波低減率 備考
アクティブフィルタ
(能動フィルタ)
高調波電流に対する
逆位相電流を流すことにより
高調波電流を相殺する
25次以下 80~90% 負荷の運転状況に即座に反応して
確実に高調波を抑制する。
ACフィルタ
(受動フィルタ)
5次、7次、11次の3種類のフィルタ
(コンデンサとリアクトルの組み合わせ)
で高調波電流を吸収する
5次、7次、11次 70~90% 過大な高調波電流が流れると
フィルタ自体が過熱する。
負荷に連動させフィルタも入切する。
多相化変圧器 12パルス効果により
高調波電流を低減
主に5次、7次 50~90% 位相角が30度異なる2台の変圧器を
組み合わせる。
高圧進相コンデンサ設備 高圧側にリアクトルと
コンデンサを設置
主に5次、7次 3~10% リアクトルが過負荷にならないように
配電系統の潜在高調波を考慮する。
低圧進相コンデンサ設備 低圧側にリアクトルと
コンデンサを設置
主に5次、7次 20~40% リアクトルの過負荷・進み力率に
注意する。
インバータ用リアクトル
(ACL、DCL)
インバータの交流側(ACL)
または直流側(DCL)に
リアクトルを設置
主に5次、7次 50% インバータの入力電流の波形率・
力率を改善する。

2.対策装置を購入する前に、抑制効果を実測できます。

高調波検討_スケジュール
高調波抑制装置
高調波測定

3. 豊富な対策事例

アクティブフィルタ、ACフィルタ、変圧器による多相化など、数多くの高調波を抑制した実績があります。

1 アクティブフィルタアクティブフィルタ
2 ACフィルタACフィルタ
3 多相化変圧器多相化
4 高圧(進相)コンデンサ設備高圧進相コンデンサ
5 低圧(進相)コンデンサ設備低圧コンデンサ
6 インバータ用ACL、DCLACL,DCL

仕様

高調波抑制装置 -詳細仕様-

定格補償容量 100kVA
電源 相数 三相三線式
周波数 50/60Hz
定格電圧 420V±15%
制御回路 110V
形式 設置場所 坑内(防滴型)
屋外仕様有
機能 補償次数 2次~25次
高調波補償率 総合85%以上

高調波抑制装置 -サイズ仕様-

feature02_spec_img01

他の製品を見る

淀川変圧器の製品情報です。高調波抑制装置について紹介いたします。